7/31 モンキアゲハ

 私は大型のアゲハ類が好きだ。
派手でヒラヒラしているくせに、高速で飛ぶ能力を持っている。
天高く舞い上がるアゲハを見ていると、この小さな体のどこにそんな筋肉があるのかと思う。
 アゲハは夏の精だ。

 盛夏なのに、今期は大型蝶が少ない。
例年なら、初夏頃から次々と出てくるはずなのだが、初夏の低温で孵らなかったのかも知れない。
夏季、畑の柚子や山椒の木には、たいてい、アゲハ類の幼虫がいるものだが、それも居ない。

 キアゲハやナミアゲハは何度か遭ってはいた。
この日、タマタマ裏へ行くと、モンキアゲハが居た。
たまに遭っても、すぐに飛んで行ってしまう蝶だが、暫くの間、ヒャクニチソウの間を飛び回り吸蜜していた。
 
 一般的なアゲハの中では最大の部類、存在感がある。
その昔、国蝶を決めるとき、候補に挙がった種でもあるそうだ。
 しかし、なぜ、「モンシロ」でなく「モンキ」なのか?と突っ込みたい。


一見で判る白い紋が特徴



残念ながら、左前羽の一部が欠損していたが、
もっとも痛みやすい後羽の尾はしっかりしていた



アゲハ類は、吸蜜中もホバリングし続け、羽を休めることは滅多にない










蝶の足は意外に長い
その足先に花粉をつけ、花から花へと移る



オオボウシバナは盛りを超え始め、

夏至を過ぎて一月あまり、短日性の西洋朝顔は、未だ弱弱しく、花も数える程度しか咲かない

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