7/25 満月
記録的な猛暑だったのに、過ぎれば、それがどの程度ものだったのか、じきに忘れてしまう。
人の感覚なんてそんなものだ。肉体の痛みすら、過ぎてしまえば、もう表現しようもない。
ただ「痛かった」とか「暑かった」とかが記憶に残るだけだ。
そういう今日は、10/16日、過ぎ去った夏の画を綴るにはまぶし過ぎる。
オニユリに留まるナミアゲハ
大型のアゲハは夏の精霊だ
シオカラトンポの雌か、はたまた若い雄か
雨戸を閉めるとき、向かいの山の上がほんのり明るいのに気づいた。
月が昇る間際のようだ。
8:03 山頂が輝きはじめ、
僅かに覗き始めた月は、
辺りを照らしながら昇って来る
8:16 全様を出したそれは満月だった