8/6 サルスベリ巨木

 あまりに暑いので、どこへも行く気になれずヒキっている。
日中、30分も出ると、汗ダラダラ、夕方には眩暈… 引っ込んでいるに限る。
毎日のように熱中症死のニュース、高齢者大国といえ、多過ぎる。

 しぶしぶ出たついでに、車の性能維持ドライブしてみる。
(ちなみに、この月の走行距離300K以下… 真冬並みじゃないか) 

 通りかかった某所に蛍光色の塊が見えた。
毎年覗いてはいるが、こんなに沢山咲いていたのは初だ。
高齢だから咲かないのかとも思っていたが、実はタイミングを外していたのだろうか。
 
 満開の蛍光ピンクの花が、微かな風を受け、パラパラと散ってくる。
花だから、盛りを過ぎれば散るのは当然なのだが、サルスベリが桜のように散るシーンなんて初めて見た。
 付近の地面は、足の踏み場がないほど花びらが撒かれているが、色のトーンが濃いため、桜のようには目立たない。

樹を覆う花
この樹の後ろには古い民家があったのだが、いつの間にか取り壊され、樹だけがポツンと立っている
背後の空き地は、かつての民家の痕跡


うどん粉病に掛かりやすいため、庭木のサルスベリは、見るからに病気マンマンなものが多いのだが、
この樹がうどん粉病にかかっているのは見たことがない

ペチュニアとか、園芸種の草花の派手な色の花は嫌いなのだが、
この花の蛍光色は水彩絵の具のように透き通っていて、夏らしくていい

幹がツルツルで猿でも滑りそうだからサルスベリとか言う

漢字では百日紅  夏中次々開花するから
実際には、出た蕾が咲き終えて、次の花穂が出るまで間が開く
↓の花穂でも、ほとんど頂上まで咲き進んでいるので、今の蕾がなくなったら暫くは花が無い


目前で無数の花びらが散っていくのだが、
背景のトーンと近い色のため、縮小して判るほどには撮れなかった

地面も一面蛍光ピンクなのだが、あまり判らんね…


いつもながら、こういうところに足を踏み入れるのは気が引ける
(といいつつ、桜並木に散った花びらは、車で踏んで行く)


ナツズイセン 次々開花
色が淡いからか、彼岸花類とは思えない



タマアジサイが咲いていた
晩夏に咲く野生のアジサイ、コレ↓は痩せてショボイが、
肥えた株は花も沢山付き、見事だ

タマアジサイの蕾はまん丸でホウに包まれている
蕾自体は初夏の芽吹き時に出るのだが、いつまで経っても蕾のまま…
いつ咲くんだよ?…と思っていると、本当に忘れた頃に咲く


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